櫻桃庵はわが弊屋のことです。小さな庭に植えた苗木がいつの間にか大きくなりました。俳句や本や映画や友達のことなんかをぽつぽつ書く日記です。 2007年から2010年までmixiに引っ越していたため更新できておりませんでしたが、此方も少しずつ書いていきます。

ラベル Jazz の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Jazz の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2007年10月27日土曜日





今夜一関の「BASIE」に行ってきました。



JAZZファン、オーディオファンには聖地です。



東京の店が次々に廃業している中で、一関にあっても日本全国からの巡礼者が後を絶たず健在であります。

重い扉を開けるとサックスの圧倒的な音が・・・・・・・・
ズートシムズとアルコーンの二本テナーとフィルウッズのアルトが炸裂しております。

"A Night at the Half Note/ Al Cohn and Zot Sims"

家でどんなに大音量でかけても足元にも及ばない「音」に打ちのめされ、蹂躙され、恍惚となってJAZZ喫茶には不似合いに美味しい珈琲を啜りました。

本当は23時までやっているはずの店ですが、私1人になったら後の客は入れてませんでした。・・・ということはあと一時間ももたもたしていたら私も入れなかったのでしょう。そのテキトーな時間の流れもこの店の聖地たる所以でしょう。

コルトレーンに頭割られて秋深む

鬼胡桃震えてゐたりJAZZの店

仏手柑咆哮止まぬサキソフォン

2007年4月28日土曜日

カフェラグタイムライブ 「ハチタカ」

ハチタカ その28回目 であります。 小林貴子(vo)+蜂谷真紀(pn,arr,cho)
すごい声量と歌唱力、最近とみに表現力も凄みの出てきた貴子さん、蜂谷さんのJAZZのお弟子さんです。今宵もゴスペル、JAZZでラグタイムの小さな店内を縦横に震撼させました。
ゴスペルは私のような、どの神にも仏にもいい顔してしまう人間にも神様の光を降り注いでくれます。
歌の中で神様の列車が走ってきたりします。聖書には電車は載っていないだろうなとおもいながら飛び乗れるような路面電車であったらよいあと夢想します。

蜂谷さんは昨日までの40℃の発熱で浄化されたといいながら、自重するはずのコーラスもマイクがあると自制できずガンガやっておられました。

藤棚を揺らして路面電車かな

2007年3月30日金曜日

カフェラグタイムライブ (山中良之+小池純子)

小池さんは昨夜に続き連荘の出演であります。山中さんとは定番のコンビで安心感があります。
今日は桜の満開ライブになりました。

山中良之さんはいつものテナーサックスとは別にソプラノサックスで澄んだ音を楽しませてくれました。外堀の桜も、靖国の桜も、千鳥ヶ淵もみんな咲き誇っている風情を奏でるようです。最後のジョビンの曲には泣かされました。

桜散る心に瘡蓋あるやうに
蛇穴を出て聞いてゐるジョビンの曲

カフェラグタイムライブ (水野雅司+小池純子)

今夜はラグタイムライブの日
水野雅司(Vib)+小池純子(P) 飛び入りで中川喜弘(Tp)でした。
飯田橋界隈はそろそろ桜がいい塩梅になってきて爛漫という感じですが、ヴィブラフォンの音はその春めきをさらに盛り上げてくれます。ラグタイムでは野萩愛さんとか元岡一英さんとの競演が多いのですが小池さんとも良いですねえ。スタンダードナンバーをしっかり春バージョンで聴かせてくれました。

飛び入りの中川さんも時々ラグタイムに出演するトランペット奏者であります。多彩な音色を持つ業師です。息子さんはトロンボーン奏者の中川英二郎さんです。

ヴィブラフォン奏者はあの重い楽器をいつも自前で運ばねばならないので大変です。ピアニストはハナから運べるわけもないので楽譜だけと割り切れるし、管楽器は大変といってもケースを抱えるだけですが、Vibは一回々々分解してそれぞれの部品をまとめて梱包してという作業が発生します。何か重要な部品を忘れてしまうということは無いのでしょうか?
忘れるといえば、その水野さんが、楽譜を見る為にほぼ必須である老眼鏡を忘れて、演奏不能に陥りそうなったとき、店の前に鎮座している黒人人形が掛けている眼鏡を試したらピッタリだったそうです。何が役に立つかわからないものです。

ヴィブラフォン卯月の気持ちぬれてゐる

<水野雅司HP>
http://vib-mizuno.hp.infoseek.co.jp/index.html
<小池純子HP>
http://www2.tbb.t-com.ne.jp/juntum/
<中川喜弘HP>
http://www.nakagawa-music.net/

2007年3月23日金曜日

カフェラグタイムライブ (章まりこ)

22日ラグタイムは、ヴォーカルの章まりこさんライブでした。アジアの深い神秘性を湛えた美しさと歌声はいつも私を魅了します。ピアノの成田さとしさんの伴奏もユニークで歌声との絡みもさることながらソロ部分での主張も強く「聴かせて」くれます。
昨夜は章さんが始めて作った俳句を披露してくれました。

冬枯れや欅の梢月を射る まりこ

いいじゃあありませんか、とても初めてとは思えません。こうやってまた俳句人口は増殖していきます。

常連のT社長が負けずに、”Dhindi (ジンジ)”を歌っている章さんに向かって「人事はつらいな」と駄洒落を発していたのには、もう7回くらい聞いたことのあるギャグなので一同無視しました。

<章まりこHP>
http://web.mac.com/hawk_eye/iWeb/mariko_sho_on_web/Mariko%20Sho%20on%20Web,Ja.html

2007年3月19日月曜日

アケタの店ライブ (蜂谷真紀)

土曜に蜂谷真紀さんの深夜ライブを聴いてまいりました。

ディープと名づけられたこのライブは蜂谷さんがソロで自由に表現する場であり、タイトルどおりかなりディープです。先夜の続木さんとのライブとはまた違った貌であります。

ほとんどがヴォイスのみで、時々上海で買ってきたという風鈴のような楽器を使ったりフィルムケースに米を入れた手製の楽器?を使ってどんどん蜂谷ワールドに入っていきます。

観客もほとんど常連の信者に近い面々でありますが、近くに住むお嬢さん二人組みが迷い込んできたりハプニングがあり楽しい夜となりました。

ところでアケタの店には変な張り紙が貼ってあります。缶詰を”豪華皿”に移し変えます! とか麻薬捜査官が出入りしているのでミュージシャンは気をつけるようにとか、どこまで本気か分りませんが考え込んでしまいます。

春の宵潜むか麻薬捜査官

2007年3月16日金曜日

カフェラグタイムライブ 蜂谷真紀+続木力

今日もラグタイムのライブ。蜂谷真紀さん(ヴォーカル、ピアノ)と続木力さん(ハーモニカ)のDUOです。続木さんはお初ですがとても素敵なハーモニカ奏者です。土の匂がしてくる力強さと都会的な「街場」の感覚があります。
リコーダも吹いてくれたのですが実に味があります。昔の音楽の授業を思い出しますが、蜂谷さんの透明感のある歌声によく響いてむしろ芳醇です。

ところで好きな女の子の縦笛をこっそり吹いたりなんかしたことはありませんか。

濡れた目のおのこブルースパープ吹く

2007年3月15日木曜日

アケタの店深夜ライブ(渋谷毅)


アケタの店で渋谷毅のピアノソロを聞いてきました。


この人も蜂谷真紀さんのライブで知ったのですが、冒頭のソロでジャーンと鳴らしただけで持っていかれてしまうような感覚で、泣きそうになったことを覚えています。
峰厚介さんなんかともオーケストラを組んで活動しているし、60代後半とは思えないバイタリティなのですが、ご本人は実に淡々と弾いています。

私見ですが、私のなかのベストオブソロピアノ、ベストオブ歌伴です。


前述の「新寿司」のあと、登戸から西荻まで移動し、満喫で時間をつぶし24:00がらのミッドナイトライブ!完徹明けで36時間目に突入していたせいかモーローとしてましたが、そんな気分にきれいな春の水を流し込むような演奏でしゃっきりいたしました。
しゃっきりした後、午前2時に放り出されるのがこのライブの欠点ですが、始発が動くまでの3時間のジョナサンの寂しさもまたちょっと好きであります。

2007年3月11日日曜日

カフェラグタイム

飯田橋の近くに「カフェラグタイム」があります。自らを「好青年」と呼ぶマスターとお姉さんがやっている珈琲店です。JAZZと珈琲が大好きなマスターが20年前にオープンしました。いわゆるJAZZ喫茶ではないので、大音響のオーディオはありませんが、いつも流れるJAZZと楽しい会話と、おいしい珈琲を提供してくれています。

土地柄多い出版関係者、文筆業、カメラマン、デザイナ、女優、チェス名人、占い師と多士済々のサロンという側面もあり、音楽だけではなく、映画、文学、落語などの話題も繰り広げられています。前にも書きましたが私が俳句に出会ったのもこのお店です。(女子高生や近所の主婦、私のような一般会社員もたくさんいますので敷居は高くありません。)

木金の夜に行われるライブは様々なタイプの名人が登場します。20人位で満員の店なので、演奏者の距離も近く大店にはない臨場感があります。お近くの方はいらしてください。志ん八はたいがいおまちしていますよ。
http://dagashi.org/fujimi/ragtime.html

しやばどうびや店に二十の冬巡る

2007年2月12日月曜日

アケタの店ライブ(蜂谷真紀)


昨日11日はアケタの店http://www.aketa.org/ で 廣木光一(g)有明のぶ子(vib)蜂谷真紀(vo)吉野弘志(b)を聴いてきました。 飯田橋RagTimeに出演している蜂谷真紀さんが難曲にボイスで挑戦!といわれたのを、早い夕飯を食べながら思い出し、家人には「ちょっとガソリンをいれてくる。」といい置いて一路西荻窪へ。

蜂谷さんという人は、すごい!その技術も、音楽性も、休憩時間の食欲もどれをとっても一流ですが、挑戦すること、新しみを求めていく心の強さには毎回驚きます。一所にとどまらず、出来上がった自分を壊して行く破壊力をはすんごい。さまざまなタイプのミュージシャンとの競演もどんどん新しい蜂谷真紀がうまれていきます。今回もレニー・トリスターノ、リーコニッツのクールで硬質な曲を見事に「新しく」していました。

アケタの店は相変わらず汚なかったですが、良い方向に磨きがかかっていているように感じました。
帰りに近くに夜中までやっている古本屋や「卓球酒場」などという奇天烈なものを発見!西荻窪は奥が深いですなあ。
<蜂谷真紀HP>