櫻桃庵はわが弊屋のことです。小さな庭に植えた苗木がいつの間にか大きくなりました。俳句や本や映画や友達のことなんかをぽつぽつ書く日記です。 2007年から2010年までmixiに引っ越していたため更新できておりませんでしたが、此方も少しずつ書いていきます。

2007年4月28日土曜日

カフェラグタイムライブ 「ハチタカ」

ハチタカ その28回目 であります。 小林貴子(vo)+蜂谷真紀(pn,arr,cho)
すごい声量と歌唱力、最近とみに表現力も凄みの出てきた貴子さん、蜂谷さんのJAZZのお弟子さんです。今宵もゴスペル、JAZZでラグタイムの小さな店内を縦横に震撼させました。
ゴスペルは私のような、どの神にも仏にもいい顔してしまう人間にも神様の光を降り注いでくれます。
歌の中で神様の列車が走ってきたりします。聖書には電車は載っていないだろうなとおもいながら飛び乗れるような路面電車であったらよいあと夢想します。

蜂谷さんは昨日までの40℃の発熱で浄化されたといいながら、自重するはずのコーラスもマイクがあると自制できずガンガやっておられました。

藤棚を揺らして路面電車かな

2007年4月21日土曜日

吟行 「春の川」

電車に少し乗ると線路に直角に小さな川が流れています。
桜の時期には両岸が満開になりどこまでも続きます。

その桜も散った先日一人で吟行してきました。
吟行とは、まあ遠足のようなもので違うのはそこで見たものや感じたことを俳句にすることです。
日曜画家がスケッチにいくようなものでしょうか。

ジョギングする人、ウォーキングしている老夫婦、子供達・・のどかな春の風景を見ながらのんびりと川を遡上します。
稚鮎が釣れるようで親子連れが歓声を上げています。

対岸で、一人の老人が1M近くもある鯉を釣上げました。
かなりあばれるのをやっと捕まえたと思ったら、老人はしゃがみこみ釣上げた鯉と話を始めました。
「なあ鯉よ、俺とかわってくれないか」
「人間などという不自由なものにはなりとうない」
「まあ。そうじゃろうな・・」

たぶんこんなやり取りの後に老人は鯉の針をはずしてやって軽く頬を三回たたくと、川のほうへ押しやって帰してやりました。
私は岸のこちら側から聞こえるはずのない拍手を少ししてまた歩き始めました。

鋤洗う女を洗う春の川

映画 「トンマッコルへようこそ」

朝鮮戦争末期に戦争のあることも知らない村があった。その村に北と、南とさらに米軍の兵士が鉢合わせして・・・・という設定です。
いわゆるハートウォーミングファンタジーですが、冒頭の戦闘シーンも、脱走兵の葛藤もあり、それなりに厚みのあるストーリーになっています。

平和への訴求と桃源郷への憧れがあって韓国の人たちに受けた理由がわかります。統一への切ない気持ちもあるのでしょうねえ。
ラストにいたる展開はあまり好きなパターンでなく、蝶の使い方なんかが類型的でやや安易に感じましたがこの手の映画に映像の緊張感を求めるのは野暮というものでしょう。

白蝶や兵士の骸から生まる

2007年4月15日日曜日

幻の珈琲!?

ラグタイムの常連の一人にとてもコダワリの人物がいます。私は「青年」と呼んでいます。その青年が先日とても珍しいものを持ってきました。なんと100g7000円もする「幻の珈琲豆」です。
まあ飲んでみようとマスターと3人で試飲すると独特の臭気が・・・・。後味に甘味がありおいしいのですがふつうの珈琲とは何か違います。
種明かしされた事実とは・・・・・・ 実はうんこだったのです。
野生の麝香猫は本当に上質の珈琲豆を見つける名人で、それを食べます。すると消化するのは外皮だけで、残りは糞として排泄されます。それを集めてきてきれいに洗ってできあがったとのこと。
猫のおなかの中にいる間にいい塩梅に「熟成」するらしいのですが、それは一般的にはうんこになりかかっているというのでは・・・
中華料理にも蝙蝠に蚊を食べさせてその糞から目玉だけを集めるという超高級食材がありますが、同じ発想のようです。

というわけで大変珍味でした。「青年」ごちそうさま!

珈琲の湯気の形や猫の恋

2007年4月12日木曜日

花祭 仏生会 潅仏会 花御堂

4月8日は花祭です。
お釈迦様の生誕を祝う行事です。仏様が生まれたから仏生会、仏様に甘茶をかけるから灌ぐ(そそぐ)と書いて潅仏会、一般的に知られている「花祭」という呼び方は浄土宗が称したものが庶民に分かりやすかったから広まったようです。お寺の境内に小さく花で飾った花御堂をしつらえ、そこで小さな釈迦像に甘茶を灌ぎます。

今年は通りがかった日暮里の本行寺でポットに入った甘茶を頂戴しました。とても甘く春の幸せを感じました。 甘茶はお釈迦様が産まれたとき八大竜王がお祝いに甘露の雨を降らせたことから来ているらしいですが2500年も前のことですからよくわかりません。

この本行寺は太田道灌の物見塚があったところだそうで一茶の句碑が立っていました。
ここの昔の住職の一瓢は一茶のお友達だったそうです。

枝垂桜はもう終わりですが、花梨の花が仏様が入っているようなつぼみを開いて咲いていました。

陽炎や道灌殿の物見塚  一茶

甘茶から苦しいほどの香りかな 志ん八

こなから (大塚)

大塚にある居酒屋、「こなから」という店です。

お茶の水にある、おでんの有名店(モルツのCMにも使われました。)も同じ名前ですが関係ないようです。

昔から半分を『なから』そのまた半分を『こなから』というようで4分の1という意味らしい。
したがってお酒の場合は二合半ということです。適量ということなんでしょうなあ。

大塚には居酒屋四天王ということであと『江戸一』、『串駒』、『きたやま』という三店があるらしいのでいつか制覇してみたいものです。(下戸の私の発言としては変?)
お酒は日本酒がメインで、それようにおいしい料理がそろっていますが、焼酎もけっこうあります
季節の美味しいものを其のときにあわせた調理法で食べさせてくれます。
定番メニューのお勧めは マグロの酒盗とクリームチーズの和え物。
決してミスマッチではありません。

豊島区北大塚1-14-7 03-5394-2340

こなからの酒を瓢に遅桜       瓢 : 読み(ふくべ)




             

歌之介 独演会

花祭りの4月8日 
歌之介師匠 48歳誕生日独演会です。私は14日に48歳を迎えるので、6日だけお兄さんであります。

鹿児島県出身でお国言葉での落語がブレイクして鹿児島はもちろん落語会メジャーとなっています。あまり古典はやらず新作や小話に力点を置いているようです。私はもともと古典派だったのですが、マシンガンのようなトークと、観客を盛り上げる林家三平を思わせる力はすごいと思います。

ただし今回はちょっと不出来でした。折りしも地方選挙投票日の公演だったのですが、二日前までは地元候補の応援演説に明け暮れていたらしく、声はガラガラで準備不足の感も否めません。持ち味の 小話は新作が少なく覚えられなかったので単語カードにタイトルが書いてあってそれをめくりながら話すという有様です。せっかく干支の誕生日を祝って集まってくれたファンに見せる芸ではなかったと、ちょっとだけ厳しく申しておきます。それでもやさしいファン達はそんな師匠を気遣いながら、良く笑い楽しんで帰りました。

演目
泣いて笑って歌合戦
爆笑小話100連発
嗚呼 老いるショック