
昔は都電のターミナル駅で、そのせいか交通博物館もすぐ傍にあります。(すでに閉館して大宮に鉄道博物館として再出発するらしいです)
都指定歴史的建築物に指定されている木造はシブイです。なかもきっと変わっていないのだろうなと思わせるやさしい白熱灯の光が控えめにともっています。
一階は椅子席と小座敷で二階は座敷が広そうなので句会には絶好な感じです(要チェック!)
私の定番は粟ぜんざいですが、黒餡しるこも唸ります。当今のあっさりした甘味ではなく古典的な甘さなのですが癖がなく後味が素敵です。最初に出てくる桜湯の清涼な味とかなりおいしい日本茶、紫蘇の実の塩漬けが名脇役です。
注文を聞いてから揚げてくれる揚饅頭も名物で熱々をほおばるのも良いですが、さめてもまたうまいので、「不都合」のあった時お土産にすれば奥さんも恋人も矛先をそらしてくれること請け合いです。
池波正太郎もよく飲んだ後にちょいと寄っていたらしいので、のんべえの方も試す価値はあります。
溜息をつくほどひらく桜漬
住所 東京都千代田区神田須田町1-19
電話 03-3251-2328