櫻桃庵はわが弊屋のことです。小さな庭に植えた苗木がいつの間にか大きくなりました。俳句や本や映画や友達のことなんかをぽつぽつ書く日記です。 2007年から2010年までmixiに引っ越していたため更新できておりませんでしたが、此方も少しずつ書いていきます。
2007年3月13日火曜日
映画「上海の伯爵夫人」
「上海の伯爵夫人」を観ました。「日の名残り」のカズオイシグロ脚本です。落魄した美人貴族と家族をテロで失って厭世に囚われた元外交官の恋。第二次世界大戦前夜の魔都上海の世界観。うーん俳句の世界では「付きすぎ」といいますなあ。ややクサイメロドラマです。真田広之が重要な役どころでちゃんと演じてはいるのですが、クセのある役なのでもっと怪演してもよかったのにと中途半端に見えるのは私が日本人だからかも知れません。…と酷評しましたがヒロインは悲劇性のある美人で好きです。大叔母役がヒロイン役の実母で義母役が叔母というキャスティングは面白いですね。偏愛している姪をヒロインに取り戻され号泣する小姑がやけに存在感あるなあと思えば子役の実母とは、なんて身内っくな配役なんでしょう。…と結局は結構楽しめました。
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